すべての宮崎駿監督の作品
「ルパン三世 カリオストロの城」及び全ジブリ作品(「風の谷のナウシカ」など)」
そもそも、宮崎駿監督の最初の作品である「ルパン三世カリオストロの城」という映画は、ルパン三世とその仲間たちのキャラクターを完全にねじまげた作品だ。
毛深くて、汚らしい犯罪人であるルパンを、なんと、毛のない清潔なキャラクターに仕立ててしまった。これは困ったことだ。ルパン三世という犯罪者の話を、メルヘンチックに描いてしまったら、もともこもないではないか。
そして、本格的なオリジナル作品デビューとなった「風の谷のナウシカ」。これもいただけない。人間=悪、動=善、大人=悪、子供=善という単純なヒューマニズムを押しつけているからだ。
それ以降の宮崎監督の作品は、すべて、このねじ曲がった「人間=犯罪者」説に基づいている。世の中のことをまじめに考えている人間さまにとって、このイデオロギーはなかなか受け入れがたいものだ。