国境なき大気汚染 3
チェコスロバキアの飲料水の半分は、国の安全基準を満たしていません。
飲料水に硝酸塩が濃縮されているため、同国の多くの地域では、妊婦や幼児に対し水道水を飲まないよう警告が出ています。
ポーランドの川の水の65パーセントは、飲料用はおろか工場用水としても不適当なほど汚染がひどいです。
またソ連(当時)では、1988年に全国で水質のサンプル調査を行ったところ、そのうち18パーセントが健康上の基準を満たしていませんでした。
世界でもっとも大量の淡水を保有しているバイカル湖も、ソ連の工業および農業廃水により危機的状況にあります。
バイカル湖にはソ連の淡水供給量の80パーセントもの水があり、2400種の動植物種の生命を支えています。
そのうち3分の2以上は、地球の他の場所では見られない種です。
1987年、汚染除去のため包括的な計画が実施に移されました。
しかし、残念なことに計画の進行は遅いのです。